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さあ行かなきゃ 勝負の場所へ

観劇記録 2020年1月

気づけば怒涛の観劇予定を入れていた1月も終わりまして。

今年から観劇した舞台の感想をまとめよう!とブログにも書いたからには有言実行、ということで毎月のらりくらりと自分なりに感想をまとめてみようかなと思います。

 

sejmr.hatenablog.jp

 

1月に観た舞台・コンサート

  • TrackONE -IMPACT-

舞台が3作品、コンサートが1つだった1月。

作品数としてはそんなに観劇しなかった月ですが、1つの作品に対しての観劇数が多くなってしまったそんな1月でした。思いの他ハマってしまった「フランケンシュタイン」が原因。年始の目標、どこにいった?と言われそうなので徐々に減らしていけたらと思います。

 

阿呆浪士

ふぉ~ゆ~の福田悠太さんの久しぶりの単独外部舞台出演。1月観劇した「忠臣蔵事件」を題材にした舞台のうちのひとつ。

福田さんが演じる赤穂浪士の田中貞四郎が、ある日ABC-Zの戸塚祥太くん演じる魚屋の八に街中の茶屋で出会う。貞四郎の赤穂浪士血判状が入った手ぬぐいを間違って八が持って帰ってしまったことから、八が「赤穂浪士」として間違えられてしまい?

というよくある勘違いから始まってストーリーが大きく展開されていくタイプのお話だったのですが、ショータイムやレビューショーが別途設けられているわけでもないのに、ペンライトや団扇の持ち込みが可能であったり、劇中で浪曲師の玉川奈々福さんによる語りが入ったりと、ここ最近ステレオタイプの舞台しか観ていなかったのでとても新鮮に感じました。

あとは劇中の「笑い」についてハマる人はハマるけれど、ハマらない人はまったくハマらなそうだなと思うところもありました。大石が変装していた「風車売り」も「くるくる回ってしまって自分がどこにいるかわからなくなる」というキャラクターではあったのですが、最初の数回観劇したときはくすっと笑えても、正直複数回観劇していくうちに飽きてきてしまったので(笑)、回る回転の方向変えるとか他の部分も日替わりでちょっとアドリブとか入れたら飽きずにリピートできたのかなあと思いました。

毎回ラストシーンに俺が阿呆だ、と叫んで亡くなっていく貞四郎さんが一番の見どころで、一番好きなシーンでした!

と、割と辛口の感想になってしまいましたが、作品自体の話ではなく役者さんたちの印象の話を。

BACKBEAT」ぶりに戸塚くんの演技をみて、いい意味でサイコパスの役をやってほしいななんて思いました。「BACKBEAT」、そして今回の「阿呆浪士」の2作品しか戸塚くんの舞台を観劇していないのでわからないですが、戸塚くんが活き活きといい意味で素直な演技をみて、純粋にもっと闇を抱えてほしいなと勝手に思っています。すごい楽しそう。(戸塚担の方すいません)

そしてふぉ~ゆ~の福田悠太くん。よくよく考えたら直近で観劇している舞台作品が「Endless SHOCK」、「SHOW BOY」、「放課後の厨房男子」と続いていて、あまり福田さんの演技らしい演技を観たことがなかったなあと思って観劇していたのですが、いい意味で裏切られました。とにかくENTA!2のコントでふざけてふざけ倒す福田さんの記憶が大半をしめていたので、まず真面目に演技している!という事実だけでびっくりしてしまって(笑)。馬鹿がつきそうなくらいとても真面目な田中貞四郎を演じることができたのは、どこまでも真面目にふざけ倒せる福田さんだからかなあなんて思ったりしています。また外部舞台に出てほしいなと書こうとしましたが、春に満を持してミュージカルで主演!ということで楽しみ!

 

のべつまくなし・改

2019年4~5月に上演された「のべつまくなし」の再演。

再演、ということで初演結構通っていたので、やはり初見は初演時と比べてしまうところもあって。あれがない、これがないと残念がることがちょっと残念で。まっさらな気持ちで観たかったなあと思いました。そして、やはり再演って難しいなあと。 

再演したことによって、物語の最後の終わり方がすっきりしたなあと感じます。そこは本当にすき。ブン太の生き返り方が「ド〇ターX」じゃなくなったので唐突なご都合主義ではなくて、精神世界?の由井と戦った上で勝てたからこそ三途の川の向こう側にいかず戻ってこれた、という意図なのかなあという風に読み取れました。

個人的にはもっと原くん演じる堀部安兵衛の歌を長時間浴びたかったな~と思います(笑)。初演もっと葉隠のところ長かったよね?!歌を聴きたいオタクとしてはひとつひとつのフレーズをもっと聞きたかったし(東京公演しか観ていないので、他はどうか知りませんが)、勿体ないぶった切り方だなあと。でも久しぶりに舞台に出演して歌う原くんをみれたことのは本当に嬉しかった!

 

フランケンシュタイン

最後にこれがなくては2020年1月を語れない舞台。わたしの有給すら急遽使わせた舞台。久しぶりに特大の沼に落ちまして未だに正気に戻れていません。戻る気も今のところはない(笑)。

フランケンシュタインの感想とフランケン沼に落ちるまでの話は過去記事にまとめているので、興味がありましたらそちらをよければ見てみてください。ここからは2020年1月に起こったことだけを話そうかなと思います(笑)。

sejmr.hatenablog.jp

 

これは初見時のツイートなのだけどまだこの時は正気を保っていた、らしい。どこからおかしくなったのだろう。柿澤さんのTwitterみたあたりかな?(笑)

まさか自分でも友人たちにも驚かれるくらい急転直下の勢いで真っ逆さまに沼に飛び込んだのだけれど、意外なところに敵(?)は潜んでいたりするのですねと、それこそ観劇目的は「話の流れを次週の観劇までに理解しておくこと」、「BACKBEATぶりに加藤和樹さんが観たい」という2つだったはずなんですが、どうしてこうなった2020年1月。

と思うくらいハマったらやばそうだなと一応自覚はしていたんですよね?

ただもう「これ以上沼増やすのやめたい」と言っている時点でアウトだったんだなあと今になって思います。

そこから当初持っていたチケットの数から持っているチケットが4倍に増え、ず~っとお金がたまるまでしばらく大阪の地に行くまい(福田さん主演舞台以外)と思っていた大阪の地に「これが最後になるかもしれないから!」とチケットと新幹線とホテルまで確保していました。その間、フランケン初観劇→沼落ちしてから10日もかかっていない。物凄いスピードだなあ我ながら。

今が一番楽しい時期なのでここからどうなるか分からないけれど、とりあえず歌と芝居に殴られている今が最高に幸せです。

最初は長年歌と芝居を仕事にしてきた人たちの歌と演技のレベルの高さに殴られることでハイになってしまって、笑顔になりながら日生劇場を後にすることも多かったんですけど(間違ってもフランケンの話自体は笑顔になれないくらい暗い話なのに)、だんだんそのレベルの高さにも慣れてきて、ようやく感情移入してぼろぼろ泣きだす頃には東京公演終盤だったことが心残り。考察とかももっとしたかった。

2月もまだ地方公演があり、はじめての梅芸にお邪魔するので今から毎日のように韓国版の音源をサブスクで聴いています。楽しみだ!

 

総括

自分にとってどういうスタンスで舞台をみようか、ということを考えさせられた月でした。3作品しか観ていないけれど、その3作品を3連休でそれぞれ観劇したことで自分のスタンスが大きく変わるきっかけになっていくような気もしていて。

一番は2020年初っ端からこの人の演技がすきだ、と思える役者さんに出会えたこと、何度も観たいと思える作品に出会えたこと!

2月も天保、ねじまき鳥、泣くロミオ、Endless SHOCK、そしてフランケン大阪と盛りだくさんなので舞台をとことん楽しもうと思います。初夏~来年春の予定もちらほらと出てきていて、楽しみな舞台が山ほどあって悩ましい今日この頃。

うん、やっぱり目標にしていた観劇数はもしかしたら守れないかもしれないけど、時には自制しつつ観劇できたらいいな!(笑)