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さあ行かなきゃ 勝負の場所へ

担当制度を撤廃します

どうも。自分の中で「担当」制度を撤廃しようとしているジャニーズのオタクです。

もはや「担当」を名乗らない=ジャニーズのオタクではないのかもしれないなと思いながら、とりあえず「担当制度は撤廃!」と思った心境の変化とかをまとめてみたいと思います。

 

 

はじめに ― 推しているのはアイドルか俳優か問題

なぜジャニーズにおける担当制度を撤廃しようと思ったか?

まず、今担当と名乗っていた人に対して、「アイドル」である姿よりステージ上で「俳優」として立っている姿の方がわたしは大好きなんだと気づいたところ。それってもはやジャニーズというアイドル集団がすきなオタクなのか?俳優業をやっているときのほうがすきです。元々の入りが舞台の0番で歌って踊るのをみて、すきだ!となったので余計に舞台で縦横無尽に活躍している姿を観ているとこっちも嬉しくなっちゃうんですよね。

ただ単にずっと彼の芝居を浴びたいって思ってしまって、アイドルとしての現場が自分の中で楽しいは楽しいけれど、舞台の方がもっと好きで楽しくて。

あとコンサートがあまり得意ではなくて。ファンサ貰えたらラッキーだけど基本的に一方的にパフォーマンスを眺めていたい(歳取ったなあと思う)。

なので、ひっそりこっそりおたくして一方的に観ていられる舞台がすきです。自分のフィルターを通してみた感想と、友人たちや他の人の目でみた時の感想と違うのもまた面白い。「この演技よかったよねえ!」ってあほなこと言って騒いでいたい。だから「担当」というよりもはや「推し」くらいの感覚です。いろいろなジャニオタがいるけれど、大半はやっぱり「アイドル」でいることを求めている方が多いと思うので、そうするとわたしにとって好きなタレントに対しての応援の仕方は「担当」ではないのかなあなんて。と思ったことがまずひとつ。

 

 

グループとしてが一番すきという問題

あとは、やっぱり振り返ってみたらグループまるっとすきなグループもあるなあと気づいたところ。

二人ほど今担当としていたひとたちがいて、そのうちの一人については、一個人の「担当」を名乗る以前に所属している「グループ」として大好きで、そのグループ自体の舞台やコンサートといった現場が一番すき。

でもチケットの譲渡であったりとかの連絡をするときに、さて誰の名前にしようかと思ったときに一番すきなメンバーを「担当」としていたけれど、でも結局のところ誰が好きということではなくて、そのグループ自体が大好きなんですよね。

正直実際長年担当でいる人たちの声とかをSNSで聴いていたりすると、全然自分の熱量なんてたいしたことなくて、「担当」と名乗るのもおこがましいなと思っています。それなら「担当」と名乗るのをやめちゃえ!みたいな。そんな理由もあったりします。

 

 

 「担当」を名乗ることによる義務の問題

三つめ、これが一番重くてどのジャンルのオタクをしていてもぶつかる壁。

三つめは、自分自身、「担当」を名乗ることによって、「義務」を感じてしまった結果、自分自身を縛り付ける「枷」になってしまうということ。

「担当」を名乗ることに対して、「義務」であると感じないオタクもいると思います。また、「義務」であることを喜んで受け止めているオタクもいると思います。

 そして、自分のように「〇〇くんとそのグループが好きなのだから、〇〇しなければいけない」と周囲の声を聴いて「〇〇する」という義務を勝手に自分に課して、その「〇〇する」という義務が自分にできない・合わないで苦しくなっている人も、多分いるんじゃないかなあ。

 

自分は当初、「義務」であることを喜んで「担当のためになることなら!」といろいろする側の人間で。特にジャニーズJr.に降りてからはそれが顕著で、Jr.担になってからまだ3年ですが、「担当」とした人に対しては時間もお金も費やしてしまうタイプでした。

チケットが余っていると聞いたら少しでも売り上げを上げなきゃいけないと舞台に通っていました。毎日舞台を観ていくのは楽しかったし、複数回入る度に舞台に対する考察もできてすごく楽しかったけれど、でも、本音を言えばしんどいなと思った日もありました。特に、体力的にしんどかった。

 一年に一度、公演期間2週間弱の舞台を全部行くならまだしも、それを5か月で3回、地方遠征込みで終わらせたときの最後の方はもう燃え尽きていて、世の中のオタクってすごいなあと勝手に尊敬していました。本当にすごいね。

 

あとしんどかったことと言えば、どうしても仕事を抜けることができなくて、二幕から行った日が何度もあったこと。

それでも、そのときは行けないかもしれない日でもチケットの売れ行きを気にして、「チケットを取る」「席を埋める」一心が勝っていて、「舞台に対する誠意」ということを忘れていたなと今を振り返ると思います。「舞台を観たい」という目的ではなくて「席を埋める」という目的になってしまったこと。

 

今振り返ると、がむしゃらに走ってきたなあと思うけれど、「担当」であるからこうしなきゃ、こうしたいという思い時間や金銭、体力的にしんどいと思う気持ちとか同じ舞台を何度も観ることの忍耐力とか。気持ちの整理をつけられずにただ闇雲に走っていたので、そのいびつな積み木の城が一度バランスを崩してガラガラと崩壊するのは、まあ容易かったです。

一度昨年の夏から秋にかけて、仕事のストレスもあり体調を大きく崩していた時期に「担当」の舞台やコンサートもなかった時期で。そんな時期に自分の夏までの行動を思い返すと、勝手に自分を自分で縛っていたのだなあと感じました。縛られていた、と気づいた瞬間に「抜け出したい」と思うようになって、「義務」と感じずに応援していくためには、一度「担当」であることをやめようという結論になりました。

 

 

満足がいくお金と時間の使い方がしたいという問題

最後に、四つめ。これはここ最近の話なのですが、ジャニーズの担当がいない舞台を観に行って、作品としてドハマりし、地方遠征を決めるくらいにはまっています。

お金も時間も有限なので、せっかくなら自分自身が作品としてすきだ、面白いと感じる舞台やミュージカル、コンサートがもっとみたいなと強く感じていて。

正直なところ、担当がでているからといって自分の好みに演出や脚本が合わなかったこともないわけではなくて。それでも無理して通うのではなくて、それならそのお金を別のところに使った方が良いのではないか?という考え方ができるようになってきたこと。

あと「当たらなかったら、この舞台(コンサート)には呼ばれていない」とだんだん割り切れるようになってきたということ。交換とか譲渡とかにも声をかけて、見つかるようであれば行けってことだし、そうじゃなかったら多分行かなくてもいいっていうことなんだろうなあと。

義務に似ているかもしれませんが、「担当」なのだから必ず一回は現場に行かなきゃ、という固定概念があってなかなか抜け出せなかったのだけど、もういっそ「担当制度撤廃してしまえばいいのでは?!」と思ったり。

 

 

おわりに

結果的に「担当」と(勝手に)名乗ることによって、名乗ったことによっていい意味でも悪い意味でも制限されるなあと感じます。

それがだんだん自分を苦しめていって、気づいたら勝手にああしなきゃ、こうしなきゃとガチガチに両手両足動かせないくらい固まって、身動きがとれずにもがいて苦しい、と思うこともあって、ちょっと肩の力を抜いてオタク楽しみましょ?楽しみたいな?という気持ちで、「担当」と名乗るのをやめようと思いました。

自分自身が「しんどい」ってオタクしてるのも違うな~と思うので。

 

と取り留めのない文章になってしまいましたが、今すごい楽しいです。行きたい舞台に行けるくらいのチケットの倍率で、そうじゃないときもチケットは取れたらいいな~くらいの気持ちで取って。もっとどうにかしていかなきゃ、みたいな強い熱量があったころも、それはそれでとても楽しかったけれど。今も楽しい。

とかいいながら、今週末も名古屋、来週末も大阪に別界隈関連で飛ぶんですけどね!どこまでも別界隈でも全力でオタクしないと気が済まないらしいよ。皆さんほどほどにオタクしましょう(笑)。

観劇記録 2020年1月

気づけば怒涛の観劇予定を入れていた1月も終わりまして。

今年から観劇した舞台の感想をまとめよう!とブログにも書いたからには有言実行、ということで毎月のらりくらりと自分なりに感想をまとめてみようかなと思います。

 

sejmr.hatenablog.jp

 

1月に観た舞台・コンサート

  • TrackONE -IMPACT-

舞台が3作品、コンサートが1つだった1月。

作品数としてはそんなに観劇しなかった月ですが、1つの作品に対しての観劇数が多くなってしまったそんな1月でした。思いの他ハマってしまった「フランケンシュタイン」が原因。年始の目標、どこにいった?と言われそうなので徐々に減らしていけたらと思います。

 

阿呆浪士

ふぉ~ゆ~の福田悠太さんの久しぶりの単独外部舞台出演。1月観劇した「忠臣蔵事件」を題材にした舞台のうちのひとつ。

福田さんが演じる赤穂浪士の田中貞四郎が、ある日ABC-Zの戸塚祥太くん演じる魚屋の八に街中の茶屋で出会う。貞四郎の赤穂浪士血判状が入った手ぬぐいを間違って八が持って帰ってしまったことから、八が「赤穂浪士」として間違えられてしまい?

というよくある勘違いから始まってストーリーが大きく展開されていくタイプのお話だったのですが、ショータイムやレビューショーが別途設けられているわけでもないのに、ペンライトや団扇の持ち込みが可能であったり、劇中で浪曲師の玉川奈々福さんによる語りが入ったりと、ここ最近ステレオタイプの舞台しか観ていなかったのでとても新鮮に感じました。

あとは劇中の「笑い」についてハマる人はハマるけれど、ハマらない人はまったくハマらなそうだなと思うところもありました。大石が変装していた「風車売り」も「くるくる回ってしまって自分がどこにいるかわからなくなる」というキャラクターではあったのですが、最初の数回観劇したときはくすっと笑えても、正直複数回観劇していくうちに飽きてきてしまったので(笑)、回る回転の方向変えるとか他の部分も日替わりでちょっとアドリブとか入れたら飽きずにリピートできたのかなあと思いました。

毎回ラストシーンに俺が阿呆だ、と叫んで亡くなっていく貞四郎さんが一番の見どころで、一番好きなシーンでした!

と、割と辛口の感想になってしまいましたが、作品自体の話ではなく役者さんたちの印象の話を。

BACKBEAT」ぶりに戸塚くんの演技をみて、いい意味でサイコパスの役をやってほしいななんて思いました。「BACKBEAT」、そして今回の「阿呆浪士」の2作品しか戸塚くんの舞台を観劇していないのでわからないですが、戸塚くんが活き活きといい意味で素直な演技をみて、純粋にもっと闇を抱えてほしいなと勝手に思っています。すごい楽しそう。(戸塚担の方すいません)

そしてふぉ~ゆ~の福田悠太くん。よくよく考えたら直近で観劇している舞台作品が「Endless SHOCK」、「SHOW BOY」、「放課後の厨房男子」と続いていて、あまり福田さんの演技らしい演技を観たことがなかったなあと思って観劇していたのですが、いい意味で裏切られました。とにかくENTA!2のコントでふざけてふざけ倒す福田さんの記憶が大半をしめていたので、まず真面目に演技している!という事実だけでびっくりしてしまって(笑)。馬鹿がつきそうなくらいとても真面目な田中貞四郎を演じることができたのは、どこまでも真面目にふざけ倒せる福田さんだからかなあなんて思ったりしています。また外部舞台に出てほしいなと書こうとしましたが、春に満を持してミュージカルで主演!ということで楽しみ!

 

のべつまくなし・改

2019年4~5月に上演された「のべつまくなし」の再演。

再演、ということで初演結構通っていたので、やはり初見は初演時と比べてしまうところもあって。あれがない、これがないと残念がることがちょっと残念で。まっさらな気持ちで観たかったなあと思いました。そして、やはり再演って難しいなあと。 

再演したことによって、物語の最後の終わり方がすっきりしたなあと感じます。そこは本当にすき。ブン太の生き返り方が「ド〇ターX」じゃなくなったので唐突なご都合主義ではなくて、精神世界?の由井と戦った上で勝てたからこそ三途の川の向こう側にいかず戻ってこれた、という意図なのかなあという風に読み取れました。

個人的にはもっと原くん演じる堀部安兵衛の歌を長時間浴びたかったな~と思います(笑)。初演もっと葉隠のところ長かったよね?!歌を聴きたいオタクとしてはひとつひとつのフレーズをもっと聞きたかったし(東京公演しか観ていないので、他はどうか知りませんが)、勿体ないぶった切り方だなあと。でも久しぶりに舞台に出演して歌う原くんをみれたことのは本当に嬉しかった!

 

フランケンシュタイン

最後にこれがなくては2020年1月を語れない舞台。わたしの有給すら急遽使わせた舞台。久しぶりに特大の沼に落ちまして未だに正気に戻れていません。戻る気も今のところはない(笑)。

フランケンシュタインの感想とフランケン沼に落ちるまでの話は過去記事にまとめているので、興味がありましたらそちらをよければ見てみてください。ここからは2020年1月に起こったことだけを話そうかなと思います(笑)。

sejmr.hatenablog.jp

 

これは初見時のツイートなのだけどまだこの時は正気を保っていた、らしい。どこからおかしくなったのだろう。柿澤さんのTwitterみたあたりかな?(笑)

まさか自分でも友人たちにも驚かれるくらい急転直下の勢いで真っ逆さまに沼に飛び込んだのだけれど、意外なところに敵(?)は潜んでいたりするのですねと、それこそ観劇目的は「話の流れを次週の観劇までに理解しておくこと」、「BACKBEATぶりに加藤和樹さんが観たい」という2つだったはずなんですが、どうしてこうなった2020年1月。

と思うくらいハマったらやばそうだなと一応自覚はしていたんですよね?

ただもう「これ以上沼増やすのやめたい」と言っている時点でアウトだったんだなあと今になって思います。

そこから当初持っていたチケットの数から持っているチケットが4倍に増え、ず~っとお金がたまるまでしばらく大阪の地に行くまい(福田さん主演舞台以外)と思っていた大阪の地に「これが最後になるかもしれないから!」とチケットと新幹線とホテルまで確保していました。その間、フランケン初観劇→沼落ちしてから10日もかかっていない。物凄いスピードだなあ我ながら。

今が一番楽しい時期なのでここからどうなるか分からないけれど、とりあえず歌と芝居に殴られている今が最高に幸せです。

最初は長年歌と芝居を仕事にしてきた人たちの歌と演技のレベルの高さに殴られることでハイになってしまって、笑顔になりながら日生劇場を後にすることも多かったんですけど(間違ってもフランケンの話自体は笑顔になれないくらい暗い話なのに)、だんだんそのレベルの高さにも慣れてきて、ようやく感情移入してぼろぼろ泣きだす頃には東京公演終盤だったことが心残り。考察とかももっとしたかった。

2月もまだ地方公演があり、はじめての梅芸にお邪魔するので今から毎日のように韓国版の音源をサブスクで聴いています。楽しみだ!

 

総括

自分にとってどういうスタンスで舞台をみようか、ということを考えさせられた月でした。3作品しか観ていないけれど、その3作品を3連休でそれぞれ観劇したことで自分のスタンスが大きく変わるきっかけになっていくような気もしていて。

一番は2020年初っ端からこの人の演技がすきだ、と思える役者さんに出会えたこと、何度も観たいと思える作品に出会えたこと!

2月も天保、ねじまき鳥、泣くロミオ、Endless SHOCK、そしてフランケン大阪と盛りだくさんなので舞台をとことん楽しもうと思います。初夏~来年春の予定もちらほらと出てきていて、楽しみな舞台が山ほどあって悩ましい今日この頃。

うん、やっぱり目標にしていた観劇数はもしかしたら守れないかもしれないけど、時には自制しつつ観劇できたらいいな!(笑)

絶望と地獄の世界へようこそ

ジャニオタ、フランケンシュタインにハマる。

 

2020年初っ端からやっちまった!こんなはずじゃなかった!と頭を抱えながら沼に沈んでいます。元気です。

宇宙Six担兼ふぉ~ゆ~担としては、1月はのべつまくなし・改を観て、阿呆浪士で笑いつつ、フランケンシュタインで箸休め~くらいでいたのですがまあめちゃくちゃにダークホースであったフランケンシュタインに突き落とされて箸休めどころか、元々の有給予定すら変えられるくらいはまっています。フランケンこわい。つい先日仔犬を拾いに大阪までいくことに決めました(訳:柿澤さんと加藤さん、柿澤さんと小西さんの千穐楽を大阪まで観に行くことにしました)。オタクって沼にはまると、どう頑張ってもフルスロットルで直進しかできないんだろう?永遠の謎。

 

 

元々誕生日が1月なので、毎年誕生日付近で何か舞台を観劇していて、一昨年は「JOHNNYS' Happy New Year IsLAND」、昨年は「スケリグ」。

その時に発表されていた宇宙Six主演の「のべつまくなし・改」は残念ながら誕生日付近での公演がなく、そこでミュージカル好きな友人から話題にあがったのが「フランケンシュタイン」でした。毎年秋は日生の秋!少年たちの秋!と叫ぶくらい大好きな日生劇場で、ふぉ~ゆ~の辰巳くんが「BACKBEAT」で共演していた加藤和樹さんが出演する。加藤さんの歌が聴きたい!と、もともと高校生のときにテニミュを好きだった時期もあったオタクなので、即夏の時点で来年冬の予定を決定するという経緯から今に至ります。

 

 

そもそも最近舞台舞台舞台しか見てこなかったので、久しぶりに見た劇場でのミュージカルが楽しいのなんの。本当に初観劇したときは何もかもが(展開含めて)秒で久しぶりに寝不足で観劇していても展開追うのに必死で眠くなってる暇すらない。

あとは柿澤隼人さんの演技がドンピシャで好きな演技だったことから。一幕ではぱっと見めちゃくちゃ好青年だな~?かっこいいし歌もうまいし、やっぱりお名前よく聞くだけあるよねえ、くらいの感想だったんですが。二幕のジャックの演技を観たときに気になるバロメーターが振り切れまして。好青年が打って変わって頭が変態的にイカれてる闘技場の主人を演じてたらもう気になるしかないやん!しかもそのイカれ具合が振り切りに振り切っていて、一幕と二幕でまるで別人かのよう。すごいね俳優さんって。

 

加藤さんを観に行ったつもりだったのに、それから柿澤さんが気になって仕方なくて。

もう二幕の柿澤ジャック観た瞬間に白旗あげてたしそればかりが印象にめちゃくちゃ残って。さっきまで「僕」って言って死者を生き返らせようとしていた人が、ケラケラ楽しそうに笑いながら女に絡んだり怪物に暴力振るったり狂気!って思っていてこの人すごいなって思ったのが最初でした。かと思いきや二幕終盤のシーンではず~っと拾われなくて泣いてる仔犬かよっていう目でずっとビクターを演じていて、この人の振り幅恐ろしいな!?って思ったところからどうも気になってしまって。

ちょろいおたくなので、そこからTwitterのアカウント拝見したら「わ~!酒飲み!」ってなって。それからTwitterで検索かけるとフランケンの感想たくさん出てくるんですよ。柿澤ジャック、やっぱりやばいんや、と思いながら次の舞台も行きたい欲がむくむくと出てきて。そしたらあれよあれよとFC入ってました。13日マチネ観劇からその間1週間経ってない。すごい(語彙力)。

 

 

  • そしてフランケン沼へ

元々1/13マチネ以降で1公演チケットを確保していたのですが、これは見るしかない!と思って気づいたらチケットが増えました。

友人の魔の言葉、「次再演があっても柿澤さんがビクターとジャックじゃないかもしれないよ」という言葉と、あとやっぱり決して自分が観ている景色ってそれがそのまま映像化されるわけじゃないんですよね。好きなシーンはどうにかして自分の脳内に残しておきたいなと思って。オタクの得意技(バックで踊る自担はやっぱり自分で観るしかない・映像に残らないと思ってその時を生きている)ですね。うん。

だって次いつ気が狂った役を演じてくれるか分からないよね?

そして観劇を重ねるたびに気づかなかったことに気づくのも、舞台を観ることの醍醐味だな~って思いました。やっぱり楽しい。最初は二幕のジャックの演技が好きでそればかり初見は印象に残らなかったのだけれど、だんだん一幕終盤から精神をズタボロにされていくビクターを演じる柿澤さんみたら、最後の泣き顔ですら本当に観ているこちらがだんだん感情を揺さぶられてきてしまって、これ大阪の千穐楽でどうなってしまうんだろうなというところが今の感想です。大阪が楽しみ。

 

 

  • (まとめ)「ミュージカルってすごい!」

 

フランケンにはまるまで、ほとんどJの事務所さんに所属する俳優さん出演舞台中心に観劇してきた自分としては、今までミュージカルにハマったことがなかったので、Wキャストの良さであったり、演じること・歌うことを本業としてきた人たちのパワフルな歌や演技に圧倒されて。あとね、チケット代が安い!席悪くても双眼鏡使うことに長けてるのがJのオタク(日生のS~B席はJの舞台だと同料金)なので、B席4,500円で観劇できるの?実質タダでは?となります。音響はともかく。

 

あと、それぞれのペアによっても演技プランは変わるなあと観ていて感じるし、その日によっても大きく違ったりする。もちろん演技だけじゃなくて歌の歌い方も。久しぶりに小さいようで大きな「変化」を観劇の度に感じることができてそれが毎公演すご~く楽しい!

 

さらに、好きを加速させたのは「解釈」かなあ。もともとJの舞台ってダブルキャストってないことがほとんどで、だからこそダブルキャストによる役の解釈の違いによってこんなに同じ脚本で違うか?!ってなったのもあって。すっごい新鮮味を感じて、他のミュージカルも複数回違うキャストで観たら楽しいんだろうなあって思った(本当に素人の感想)。

 

知らない世界ってたくさんあるんだ、もっと知りたいなあと思った2020年初め。

みんなもハマろうフランケン!!!

北極で待っている。

2020年の目標を立ててみる

 こんばんは。皆さん、2020年の目標は立てましたか?

 社会人になって数年が経ちますが、仕事の忙しさの趣味が充実していることで、「やりたいこと」をずっと「やりたいこと」のままにして、結局この数年「やらなかったこと」が多いなあと2019年を振り返るといくつか思うことがあって。

 そんな2019年の反省を経て、2020年。

 今年は東京五輪もあり。そして、今年、もう残すところ20代でいられる期間もあと数年な今のうちに「やりたいこと」に挑戦したいな~と思って久しぶりにブログを書いています。あえて宣言しておいて、2020年の終わりに振り返ることができたらいいな!

 

  • 仕事に関する資格をひとつでもとる

 第一はこれ。毎年忙しさにかまけて資格合格するする詐欺をこの数年してきて上司にも「いい加減とりなよ」と言われているので今年こそ資格をとる。ほら、ふぉ~ゆ~のマツも漢検3級合格するために勉強しているし!見習って頑張る。

 そして、資格をとるためには勉強する時間をつくらないといけない。もともとの性格上、予定を埋めずにいられないので、そこをまずはセーブできるようにしたい。

 

  • 舞台の観劇回数を減らす

 2019年を振り返ったら観劇回数が3桁を超えていたので観劇回数を減らしたい。夏ごろまでは、観たいもののために普段の生活を削って(主に睡眠時間)通っていたこともあって、秋には身体がぼろぼろになっていた。

 仕事がしんどいとすぐ趣味へ逃避してしまうので、回数を決めて観劇予定を決める。でもあまり大幅に減らすと自分がしんどい思いをするので、まずは

 ①1か月8回まで、8回を超える場合は半年で50現場以内にする

 ②同じ舞台は10回まで

っていうルールを決めてみた。多分月によっては現場があったり、なかったりするので一応「8回」としておいても半年という期間で大目に見ておく。
こういうところで救いをつくっておかないと主演舞台があったときとかすぐ目標じゃなくなっちゃうので。今のところこれで去年よりトータルで40回は減らせる見込み。どれだけ去年行ったんだ。

 もう既に1~3月で結構な舞台数があって、4月以降の状況によっては今後の目標達成がかなり心配なので、チケットの取り方とか考えながらオタクしたい。そういうという自覚ができるだけでも目標立てておいてよかった!

 

 舞台関連はこの他にもこっそりと小目標をたてていて、

 ③平日夜公演は有給が取れない場合、初日楽以外入らない

 昨年観劇回数が増えたのは職場から定時ダッシュすればどうにか二幕から行けたから。でも二幕から観劇前提だとチケット代も勿体ないし、一幕の間ずっとその席が空席っていうことになる。そして仕事も忙しくなってきて、常に違う会社の人たちと協力しながら仕事をする、という職業なので、ひとたび大きい依頼がくると、自分だけが「あとよろしく!今日は帰宅します」って立場的にさすがに言えない状況も多々あり(顧客満足気にしながら仕事するのって大変)。昨年末についにENTA!で空席を作らざるを得なかった。

 そんな反省から、どうにか初日楽は有給がとれなくても、「明日やるんで!」で1日くらいはどうにかなるかな~と思う。でも数日おきにそんな状況だと仕事もままならないし、自分も気持ちよく公演に入るために平日夜公演は入らないと決めた。

 

  • 観劇した舞台の感想を書く

 昨夏くらいまでは続けることができていたのだけど、途中から書くことを諦めてしまったので2020年の目標としてあげておく。観劇した舞台は観劇した月のうちに感想を書く(月末は次の月の半ばまでに)。仕事上でも思うけれど、アウトプットって続けていかないとできるようにならないから、自分の書いた文章とか構成とか、アウトプットをよくするためにもやりたい。

 

  • 月に一回は週末を趣味以外の時間にする

 これも今年したいことのひとつ。もう多分数えるくらいしか亡くなる前に家族に会えないのかな、と思っていて、まだ新幹線ですぐに帰省できる距離なので、もう少し帰省したいなと思う。あと、友達とちょっと奮発しておいしいランチを食べたり、昼から飲みに出かけたり。あと資格の勉強したり。

 ゆっくりできるおやすみをつくる。

 

  • 舞台やコンサートが目的でない旅行をする

 昨年冬に「日本酒が飲みたい!」と大学時代の酒飲みたちと酒を飲むためだけに高知に旅行して、やっぱりたまには旅行目的で遊びに行くのめちゃくちゃ楽しいな~!と思った。チケット代分くらい奮発して、老舗旅館とかに泊まって、個室で夕飯とか食べれるの、いつもならお金使わらないところにめちゃくちゃにお金使った~感が味わえて好き。

 まず今年の目標は土方歳三新撰組が好きな友人が行きたいって言っている函館に五稜郭を観に行くこと!かな。

 

  • 今あるものを大事にする

 やっぱりSNSとかをみていると、「こういう人になりたかった」とか「いいなあ」と思える部分もたくさんあったりして。それがプラスの方面でとらえられて、自分を奮起させてくれたり、見習って自分もレベルアップできるものであれば最高なのだけれど、全部が全部そうかといったらそうじゃなくて。

 自分は自分、人は人。時に「羨ましいな~」と思うこともたくさんある。それでも、理想ばかり追い求めていたら、今自分が持っているものであったり、自分が出会った人たちを時に遠ざけてしまっていないか?と改めて思った。

 2019年いろいろな出会いもあったけれど、2018年以前よく飲みに行っていた人たちで2019年は頻繁に飲みに行けなかったなあっていう反省もある。

 自分の性格上、こまめな連絡があまり得意ではないので、それを理解してくれて、半年おきに連絡してもびっくりされない、「今度いつ飲みに行く?」とか「ご飯いく?」に快く二つ返事で答えてくれるような関係の友達を少しでも大事にしたい。し、今年もそんな友達が増やせたらハッピーだなって思う!

 

 最後のひとつは目標、というか2020年の抱負。

  • 「楽しい」を口癖にしたい

 ジャニーズに担当が三人、スタダに推しが一人います。とんだDDだな?!って思われそうだけれど、四人に共通しているのは四人とも「笑顔」が大好きだっていうことです(あと共通して好きなのはダンスと声)。

 担当と推しには笑顔でいてほしい。担当と推しの笑顔をみていて幸せになれる。そんな人たちの舞台やコンサートに行くときに基本的にハッピーでいたいし、日ごろの「楽しい」が自分をつくる気がしているのでいろいろな物事を楽しめる自分でいたい。観客が楽しそうだったら多分ステージの上の人たちも嬉しいし、笑顔になれるんじゃないかな~って勝手に思っていて。

 新年早々たくさん「好き」って感じたことを細々と今年も発信できたら良いな~と思います!本年も楽しんでオタクライフしていこうと思います。よろしくお願いします!

十五祭を経て安田章大くんのことが好きだと再確認したことと、これからについて

世界一かっこいいと思っている人と、その人が所属するグループの話をしたい。

 

わたしにジャニーズを好きになるきっかけをくれたのは関ジャ二∞でした。

それまでまったくジャニーズに興味がなく、野球が大好きだった高校生の私が初めて好きになったアイドル。ヲタクの伝統芸であるどこからジャニヲタになったのか?という話を聞いていても、小中学生からの根っからのヲタクがやはり同世代でも多いと感じるので、周りからしたら割と遅めにジャニーズを好きになった人間です。

ジャニーズを好きになってから約10年。その間、自分がどんな状況であっても関ジャ二∞のツアーには毎年参加していて。毎年彼らの背中を、最後尾からでも追い続けてきました。

 

 

飽き性なところもあるので、こんなにも長い間、好きの度合いこそあれど同じ人を、グループを好きになったことはなくて。

それでも、関ジャ二∞の昨年のツアーを見て、正直見ていて辛かった。

安田くんを見て、毎年毎年アイドルとしてステージに立っていてくれるということが、どんなに大変で、難しくて、すごいことなのか。MCの時の安田くん不在のステージを見ては、とてもそれを強く実感しました。

実感すると共に、色々なリスクを負ってまで満身創痍でステージに立つ安田くんを見ていて、ゆっくり休んで欲しいという思いも強くて。満身創痍でボロボロになりながら戦う安田くん。大好きなダンスも怪我の影響で満足に踊れない中、無理をしないでってずっと思っていた。それまでのアイドル安田章大のダンスが頭の中にあったからこそ、どれだけ踊れていないのか明確に分かってしまって余計に辛くて。

今までと何もかも違う安田くんの姿を見て、どのように受け入れていったらいいかまったく分からなかったです。1〜2月の安田くん主演舞台「マニアック」も仕事が一番忙しい時だったこともあって、他の舞台との取捨選択を迫られた結果、結局チケットをお譲りして行くことは無かったので、十五祭で見た安田くんは前のツアーから約1年経ってから見る安田くんでした。

 

 

そんな昨年の思い出があったからこそ、春に今回のツアーを申し込んだ自分の名義が落選した瞬間、そろそろ応援するのも潮時なのかなあと感じていました。有難いことに友人が持っていたチケットを交換に出さず、「行こうよ!」と誘ってくれなければ、多分行くことをやめていたと思います。

そんな気持ちでスタートした十五祭。

私が参加したのは東京公演だけだったけれど、第一声が「懐かしい~~~!」って思ってしまう曲も多くて。あまり、過去と比べて、こういうところ好きだったなあとか、懐かしく思ってしまうの良く思わない人もいるのかもしれないけれど。確実に重ねてきた短いと思っていた10年の月日は、それなりに長かったんだなと実感しました。

記事を書いた2年前や4年前から安田章大くんの好きなところ、は変わっていなくて、それよりも当時よりも増えたように感じます。

 

sejmr.hatenablog.jp

 

sejmr.hatenablog.jp

 

モニターに対してのアピールが本当にすごい好きです。分かっていてもまんまと落ちる。自分のことがかっこいいことを自覚している人がそれをやるんだから破壊力がすごい。会場全体を落としにいっているのに少しやりすぎかなあ、と思うところ(それすらかわいい)もあるけど。たまにやっぱり出身尼の人だ~って思うくらいたまに口が悪いところも、時折出る頭にお花咲いてる?っていう発言も、テンションあがっちゃって声裏返っちゃうところも好きだし。

あまり関ジャニ∞は踊るイメージがないからこそ、ダンスでああだったね、こうだったねって今までそんなにいう機会なかったけれど、この2年、別の界隈にお邪魔していたこともあって、改めて見た安田くんのダンス、やっぱりうまいなあって思いました。

 

 

そんな懐かしく思う中でも、変わったところもあって。

1年ぶりにみた安田くんの歌が格段にうまくなっていて、特に今回のツアーの中でもSteet Bluesが一番好きです。この曲の歌い出しのモニターに注目!って多くの人に伝えていきたいくらい、どこまでも安田くんらしい世界観と歌い方でした。映像で見てほしい。歌声と歌い方とで世界観がつくられていく。つくっていく。上手く言えないけれど、安田くんがつくり出す世界が大好きだからこそずっと応援してきたので、やっぱりこの人のことが大好きだなあって十五祭に入って、Street Bluesを聴いて思いました。

安田くんが歌い出しで始まる曲が好き芸人なので、「呆れる程に俺だけを好きにさせてもいいよね?」って歌われて、多分わたしはもうきっと呆れる程安田章大くんが大好きなんだろうなって思います。

 

 

 

と、出戻りなのか、降りれていなかったのかわからないけれど、安田くんについて応援していこうと決めたことについて書こうとしていたら、今回の錦戸さんのことがあったのでお蔵入りにするか悩んだけれど、このときの気持ちを残しておきたいのであげました。

 

錦戸さんのこと、前々から噂はあったのは知ってた。けど信じたくなかったです。

重要なお知らせを確認する前に、仕事中に友達からきたLINEの通知をみて、「え?噂でしょ?嘘だよね?」って言ってしまうくらい、信じたくなかった。

十五祭でみた亮ちゃん、真ん中で歌う亮ちゃんをみてこの人がこれから引っ張っていくのかなあと思っていた。エイトが好きだから、そう思いたかったんだろうって今思い返すと思う。東京オーラスの日に、「15→16」の文字を見て、ああ大丈夫だって思っていたのにね。

 

安田くんにとって、唯一のメンバー内で同い年のメンバー。ふたりが向かい合ってギター弾いてるところが大好きです。大好きでした。もう安田くんの隣でギターを弾く姿も、ふたりでアイスクリームを歌うところも、みれないと思うとすごく悲しくて寂しい気持ちになります。亮ちゃんでぱっとすぐ思い出すのは、横山君のことが大好きでバナナジュースつくってMC中に持ってきちゃう亮ちゃんかなあ。その後ユニット曲にもなっちゃうんだもんね。すごいよね。本当に三馬鹿のこと、お兄ちゃんみたいに思っていたんだろうな。大好きだったんだろうな。

ひとつだけ、わがままを言わせてほしい。安田くんの隣にずっといてあげてほしかった。隣にいて、おじいちゃんになるまで、亮ちゃんには関ジャニ∞でいてほしかったです。

 

でも今は、進むしかないって思ってる。

47都道府県ツアー。正直なぜこんなに急いでいるのか。なぜ、と不安になっているところもあります。もうやすんだっていいじゃないか、という気持ちもあって。ゆっくり47都道府県回ったっていいんだよ、という気持ちもなくはないです。

でも、多分本人たちにとっても、必要なことなのかもしれないなあと考えています。無謀かもしれない、無茶かもしれない、でもたぶん関ジャニ∞にとっては今決行することに意味があると、本人たちが思っているから決行するのかなって。

十五祭の東京公演初日に入ってから、安田くんがステージ上で笑顔で走り回っていてくれて、踊ってくれることがどんなに幸せなことか改めて感じたのもあるけれど、時間は有限で、一度踊れなくなってしまった安田くんをみているからこそ、ひとつひとつの機会を大事にしていきたいなと思います。

関ジャニ∞に、安田章大くんについていきたい。

 

願わくば、この先にみんなが幸せになれる明るい未来が待っていますように。関ジャニ∞のことが大好きです。

 

令和最初の夏に観た舞台たち/「SHOW BOY」・「HEY!ポール」感想

令和最初の夏が終わろうとしているのにリアルタイムで全然感想まとめられなかったので、すべての舞台が終わった今に更新するというあるまじき失態(笑)、なので自分用の覚書も含めて、令和最初の夏にみた舞台の感想をまとめてみました。週末は8~9割方日比谷か初台にいた気がする(笑)。

 

  • SHOW BOY

この舞台なしには2019年夏は語れない。それくらい最強で最高のエンターテインメント!本当に公演が終わってからもふぉ~ゆ~担か大河くん担との観に行くたびにすぐSHOW BOYごっこしがち(笑)。それくらい今夏一番記憶に残って、最高に楽しかった舞台でした!

豪華客船SHOW BOATで毎晩24時に始まるキャバレーショー。ある日、キャバレーショーに出演するはずだった歌姫ディーバが牡蠣にあたってしまい代役を探すことに?!

豪華客船に乗るキャバレーショーの裏方(福田さん)、キャバレーショーに出演するマジシャンの見習い(辰巳くん)、カジノで全財産をなくしたギャンブラー(越岡さん)、豪華客船上で銃の取引をしようとしたマフィア(松崎さん)。

ふぉ~ゆ~4人それぞれがそれぞれで、かつての夢とか、未来とか、希望とか、一度は諦めたり挫折したりという過去があって悩んでいる役柄で。裏方は家庭の事情で好きだったダンスをやめてしまったこと、マジシャンは人前に立つとマジックがうまくいかないこと、ギャンブラーは事業に失敗して借金を抱えていて、家族との仲が悪くなってしまったこと、マフィアは本当は人を笑顔にさせる仕事をしたいのに、マフィアの仕事を続けていること。

1人ずつ悩んでいた悩みが、豪華客船での誰かとの出会いによってほんの少しだけ変わっていく。裏方はかつての後輩の主演ダンサーに、「先輩、踊りたいんでしょ」と核心をつかれて、ギャンブラーはカジノで偶然出会った少女に「人生って変えられるの?」と問われる。マフィアはディーバの代役を探していたキャバレーの支配人と出会って、「誰も完璧な人間はいない」と言われてひょんなことから女装してショーに出ることになって、そして、マジシャンの見習いはキャバレーショーに出ているダンサーであるエンジェルに出会って今までうまくいかなかったマジックが上手くいくようになる。

そんな4人の物語が最後に豪華客船で開かれるキャバレーショーで1つの話になるっていう形式の舞台で。2時間ノンストップで繰り広げられるショーは映画をみているよう。

「Life is show time」って劇中でも歌われていたように、たぶん人生ってほんのちょっとしたきっかけで良いようにも、悪いようにも変わっていく。そのほんのちょっとがSHOW BOYのラストで開かれるキャバレーショーなのかな?なんて思ってみていた。きらびやかなエンターテインメントショーだけれど、考えさせられるところもあって。

「お前情緒がアレだな?」ってエンジェルを演じていた樋口日菜ちゃんに言われたいから乃木坂の握手会に行きたいな~ってちょっと考え始めていたり(笑)。

令和最初の夏にふさわしい最高で最強のエンターテインメント!でした!再演待ってます。

 

  • HEY!ポール!

当初、この舞台が始まる前、雑誌や山本くんのことを好きな友人達から聴いていたこの舞台のワードとして気になったものは、「無職」、「ヒモ」、「同棲」。

彼女と同棲しているヒモの山本亮太くんを観ることができる世界なのには間違いはなかったけれど、想像していたのは彼女に寄生して生きている主人公とそれを取り巻く人たちのハッピーなコメディ。初日の感想を聞くと、「泣ける」、「辛い」といった感想が多くて、一体どんな舞台なんだととても気になった。 

観劇して、たぶん日本の、世界のどこかでありそうで、なさそうなそんな話だなと思った。誰しも生きている中で、さらに歳をとればとるほど、どこかに「傷」を抱えていて。そんな「傷」を抱えた人たちが自らの「傷」をやがては曝け出す。

 

登場人物の中でも山本亮太くんが演じる「平汰」は、誰よりも大きな傷を抱えていた。直接的ではないにしろ、間接的に、もしかしたら自分の言動がきっかけとなって一番自分が大切にしていたものをなくしてしまった。それが彼にとっての過去で、彼にとっての「傷」だった。

 

この舞台に登場する平汰の妻として、少しでも仕事に理解のある良き妻を演じようとしても、娘の行動に理解できないところがあることがストレスとなっていて(と解釈した)、夫に相談できず、結果悩み続けるあまり、どうして自分だけと悲劇のヒロインになってしまう「さちよ」。 

平汰の彼女として現在の平汰と共に生きている「みのり」。彼女にとって、平汰が亡くした妻子を思うあまり、自分の優先順位が平汰の奥さんや子供より低いことを気にしている。

その人のことを愛しているから、わたしのことをたとえ好きにならなくても、その人が幸せでいてくれたら、と思うタイプの人間もいると思う。でもみのりに重要なのは「自分が一番」であることだったのかなあと思う。みのりの気持ちも分からなくもない。

 

そんな三人が物語の中心となって繰り広げられる話、それがHEY!ポール!だった。登場人物の説明だけでもいかにドロドロとした人間関係なんだろうと思っている。物語としては、奥さんであるさちよと子供のかなこを自分の言動によって亡くしたと罪悪感を感じている平汰が、彼女であるみのりと過ごす時間が奥さんと過ごす時間を超えてしまうことを恐れて、奥さんと子供の元へいってしまう……という結末を迎えるお話。

人によっては胸くそが悪い話なのかもしれない。それにフィクションだから、と割り切ってみているけれど、でもどこかしら自分の人生にポールの中の登場人物を重ねてみてしまうようなそんな話でした。

個人的に山本亮太さんの演技の振り幅が想像以上で、いつも元気な亮太くん!を想像していたのでこんな役も出来るんだって次の次の舞台である「相対的浮世絵」がとても楽しみになりました。

 

他にもエリザベートを観に行ってルキーニ演じる成河さんをみて、やっぱりこの人の演技力半端じゃないなと思ったり、フランツ平方さんが不憫すぎてもはや報われてほしいなと思ったり(でも不憫なのにかっこいい)。

そして原嘉孝くん初単独主演の「THE BANK ROBBERY!」もありつつ(感想はまた別記事に書こうかなと思ってます)、最高の令和最初の夏を過ごせたな~と思います!充実してた!本当は「けむりの軍団」もめちゃくちゃ行きたかったのだけどスケジュールが空けられず諦めるという……。無念なのでどうにか来春の偽義経の東京公演には行きたいなあって思ってる。

令和最初の秋も有難いことに舞台とコンサート三昧なので、今から楽しみ~~~!!!

一度Snow Manから離れた人間が「音楽の日」をみて思ったこと

このあいだ久しぶりにSnow Manをテレビで見ました。音楽の日

2年ちょっと前はSnow ManSixTONESで亀と山Pのバックについていたりとか、ベストアーティストで中丸くんのバックについていたりとか。そんな記憶を思い返すと、今やメインで音楽番組に出演させて頂いているっていう事実が信じられないなと思いながら、有楽町の片隅にある居酒屋のテレビで音楽の日を友人たちと見ながら気づいたら涙が止まらなくて。

 

あの2019年1月17日というターニングポイントで、増員に反対していた人たちも多い中で「どんな形であれ、深澤くんについていく」という気持ちでいました。深澤くんがただ仕事に熱心に取り組む姿が大好きだから。尊敬しているから。だからステージに立つ深澤くんをできる限りみていたいと思ったし、深澤くんが守ろうとしているSnow Manのこともずっと応援していきたいと思っていました。

そのときの気持ちは過去にブログにも書いていて。

sejmr.hatenablog.jp

 

でも、3月末に横浜アリーナでみたSnow Manが、大好きなSnow Manであったはずなのに、Snow Manをみているはずなのに、Snow Manをみながらもその時並行して応援していた違うグループ、宇宙Sixのことばかり考えてしまっていて。たぶん、一番しんどかった時期で。横浜アリーナで9人でステージに立っている彼らをみて、そのステージに立つことができていない人たちのことをただただ考えていました。

ただのDDと言われるかもしれないけれど、昨年「Snow Manの深澤辰哉くんと宇宙Six原嘉孝くんを応援していく」と決めたわたしにとって、あの発表があってから宇宙Six側の事情も考えれば考えるほど辛くて、その度にどういう言葉を発したらいいか正直わからない日々が続いていて。

そうやってふたつのグループが好きだからこそ、考えていることはグチャグチャになってしまって。わたしが発信したツイートや記事をみて、人によってはたくさん嫌な気持ちにもさせただろうし、当時どれだけ多くの人を悲しませていたと思う。どうしてこううまくいかないんだろう、って何度も思って、その度に「悔しい」って何度も何度も思いました。

 

宇宙Sixも今や飛ぶ鳥を落とす勢いで怒涛の舞台ラッシュ、掛け持ちをしている目黒くん以外の4人が主演を務めることが決まっていて、宇宙Sixのスケジュールはどうなってるんだ?!くらい個々が忙しいグループなのだけれど、春がはじまる3月末にはほとんど何もなくて、これからどうなってしまうんだろうっていう漠然とした不安があって。

そんな横浜アリーナで感じたモヤモヤを抱えたまま、新橋演舞場滝沢歌舞伎ZEROをみて。これからどうやってSnow Manを応援していっていいのかわからなくなってしまって、それからしばらく気持ちが落ち着くまでSnow Manから離れることにして。

そうしてしばらくずっとSnow Manを観る機会がなくて、さいたまスーパーアリーナにも行かなかった。行こうと思えば行けたのかもしれないけれど、横浜アリーナの気持ちが蘇ってくるかもしれないっていう恐怖があって、申し込みが出来ませんでした。

 

そうして夏がきて、夏が来るまでにSnow Manのメディア露出は増えて、宇宙Sixにはたくさんの舞台のお知らせがやってきて。時間がすぎると共に気持ちも春よりは落ち着いて。

そんな中、腹筋太鼓をやるから、ってちょうど一緒に阿部担といたのもあって、音楽の日をみました。久しぶりにSnow Manが歌って踊る姿をみて、春ぶりに「ひらりと桜」を聞きました。

ひらりきらり 継ぐ夢を誇れ 桜吹雪 酔い踊れ

新たなる幕開けだ ひらり いにしえの桜 

「ひらりと桜」のこの歌詞が好きで。そして7月のあのタイミングだったからこそ、「継ぐ夢を誇れ」という歌詞が胸に刺さって、滝沢歌舞伎を継いで、さらに自分たちの道を切り開いていくSnow Manのこれからを考えたら涙が自然と流れてきて。イントロを聴いて、桜吹雪が舞う演出をみて、南座ではじめて座長としてステージに立つSnow Manをみたときの気持ちが思い返されて。「Snow Man滝沢歌舞伎の座長に選ばれた」という昨年11月の発表がとても嬉しかったこと、嬉しい反面不安もあったこと。思ったよりも短い期間ながらSnow Manと、深澤くんの思い出を思い返してしまって。

 

「ひらりと桜」で自分のパートをテレビで堂々と歌って踊る深澤くんをみて、涙が止まらなかった。ここまできたんだねって、嬉し涙が止まらなかった。時に苦労して、それでも前を向いて、必死で歩んできた分だけ表情が、顔つきがわたしが深澤くんをみてきたたった2年間でも変わっていて。常に心配しかさせてくれない担当で、でもそんな深澤くんのがむしゃらに頑張る姿を尊敬していたし、大好きだったなあって思いだして。

一度道をはずれて、「応援したい」っていう気持ちに辿り着くまで大回りしてしまったけれど、深澤くんが大好きで守りたいって思っているSnow Manのこと、深澤くんのこと、やっぱり同世代として応援していきたいなって思っている。わたしにとってやっぱり彼らはヒーローで、目標で、そして仕事面でも尊敬しているライバルだから。

 

これから来年の夏、オリンピックイヤーに開催される滝沢歌舞伎にかけてどんなグループになっていくのだろう。未来のことを考えて、とてもわくわくしている。